概要
〇登場回:第7話 SOS富士山
ウルトラQに登場した、富士山の近くに出現した怪獣。
見た目は次回作である、『ウルトラマン』に登場する
グビラを太っちょにした感じのフォルムであり、
カラダが頭部から後方に掛けてアーチを描くように
山なりになっている姿をしているが、これはあくまで
怪獣の状態をしている時の姿であり、
実際の本体は驚くべき姿をしている。
物語は由利子と一平の二人が、
一緒に富士山付近の山に登っており、
最近になって河口湖、本栖湖の水温が上がっており、
矢沢洞窟と呼ばれる場所の氷が地熱の上昇で
溶けているとの会話から始まる。
しかし、富士山は煙一つ上げていない状態であり、
火山研究所からの正式な発表もないため、
一平は懐疑的な意見をこぼす。
二人は更なる情報を求めて、火山研究所のハヤカワ氏を
訪ねにいくのであった。
火山研究所にてハヤカワ氏が説明した内容は、
富士山内部における爆発が続いていると説明する。
現在爆発が起こっているのは、富士山よりも
南の方向に位置する火山帯での爆発であり、
徐々に爆発する位置が北上している傾向にあると告げる。
すると、いきなり外で爆発したような音が聞こえ、
外に出てみると、子どもたちが自前のロケットを
噴射していたようであり、音の原因はこれにあった模様。
そこへ地元の警官であるヨコヤマ巡査がやって来て、
やり取りをするのだが、
そこで富士山の樹海で暮らしているという、
『タケル』という青年の存在を知り、
由利子と一平は富士山の話しとは別に、
こちらの話しについても調べることとなる。
場面が転換し『タケル』の姉である人物から、
彼が幼い頃に家族で出かけた時に行方不明となり、
そのまま生き別れとなってしまったことを知ることに。
そんな折、ヨコヤマ巡査は『タケル』に富士山の
危険性を伝えるために樹海へ入っていったのだが、
凄まじい地響きとともに、岩石のような物体が
熱水とともに打ち上げられる場面を目撃する。
この地響きを受けて、火山研究所に勤めるハヤカワ氏は
正式に富士山が活動を始めたという声明を発表した。
これを受けて、万城目と合流した百合子は、
地響きとともに出現した『吉野の大岩石』を
調べに行くこととなる。
現場では作業員たちが出現した吉野の大岩石を
破砕するために爆薬を仕掛けていたのだが、
近くにいた子どもたちの内の一人が噛んでいた、
フーセンガムの割れる音に驚いてしまい
予定よりも早く爆破してしまう。
この時のBGMが完全にトムとジェリーのような
ドタバタコメディーの音楽であるため、
緊張感のかけらもない、前回のような微笑ましい
展開となっている。
しかし、この時点では、この岩石がとある怪獣へと
変貌することを知る者は誰一人としていないのであった…
能力
怪獣として紹介されているが、実際は富士山内部の
爆発により地上へ噴出した、『核』こそが本体であり、
この核を中心にして岩石を取り込んでいくことで、
始めて怪獣の姿へと変貌を遂げる。
火山研究所が正式に富士山の活動が始まったと発表した
直前に起こった地響きとともに、吉野のお池と呼ばれる
場所に浮上した岩石の中心に核が存在しており、
先述した現場作業員たちの爆破によって岩石は
粉々となり、別の場所へと運搬されたのだが、
核は破壊されていなかったため、再び岩石を取り込み、
今度は怪獣の姿となって暴れ始めることになってしまう。
これといった光線技などは劇中で全くなかったが、
ゴルゴスが持つ最大の能力は、先述した核が
破壊されない限り、何度でも再生できるという、
再生能力を持ち前の武器として暴れまわる。
決して戦闘に適した能力は持っていなくとも、
この再生力によってカラダを破壊されても
何度でも復活できるため、
非常に厄介な能力であると言えるだろう。
劇中での活躍
核を纏っていた岩石が爆破されたものの、核本体は
無事であったため、夜に再び行動を開始。
その様子を見ていた樹海のターザンこと『タケル』に
その正体を見られることになるが、怪獣の姿となって
タケルに襲い掛かる。
タケルは近くにあった木の枝をゴルゴスの眼球に
的確に命中させたものの、それが災いしてゴルゴスが
大きくカラダを動かした反動で大木が動いてしまい、
タケルの足を挟むように倒れてしまう。
その頃、タケルの姉である人物が彼を心配して、
樹海へ向かったところで、万城目たちはゴルゴスの
姿を目撃することになる。
一方、ヨコヤマ巡査は樹海にいるタケルを探しており、
足を負傷したタケルを発見したため、
急いで救出しようとするのだが、同時にゴルゴスと
鉢合わせてしまい、ピンチに陥る。
ヨコヤマ巡査の尽力もあってか、タケルはなんとか
救出され、そこで二人は初めて言葉を交わすことに。
しかし、避難した先の洞窟の入り口を岩が塞いでしまい、
二人は洞窟内に閉じ込められてしまう。
なんとかこの危機を脱しようと、ヨコヤマ巡査は
手持ちの荷物を確認するが、役に立ちそうな物は無く
そうこうしているうちに、なんとタケルが本力で
岩を動かして脱出することに成功する。
なんとか洞窟を脱出した二人は、万城目たちと合流し、
タケルはたった一人でゴルゴスに立ち向かうことになる。
その際にヨコヤマ巡査が持っていた拳銃を持っていき、
悪戦苦闘しながらも、ゴルゴスの弱点である
核の存在を知っていたタケルの手によって、
背中から核に繋がる場所への侵入をゆるしてしまう。
タケルはゴルゴスのカラダから核を引き抜くと、
空中に放り捨て、手にした拳銃で撃ち抜いたことで、
核を破壊されたゴルゴスは生命活動を停止した。
その後に起こった地震により、ゴルゴスとなっていた
岩石群は雪に埋もれることとなり、事件は解決した。
数日後、この功績を称える形でタケルは表彰される
こととなり、スーツに着替えて胸を張るのだが、
その時に子どもたちが再び自前のロケットを噴射する。
今度は打ち上げに成功し、子どもたちは歓喜するのだが、
ロケットの向かった方向は富士山の方向であり、
爆破音とともに『終』の文字が全面に描かれて
物語は幕を閉じることになる。
感想
富士山の活動が活発になっているという、
実際に起こったら恐ろしい話しで構成されている。
ゴルゴスの再生能力はのちに登場する怪獣の中でも
厄介な再生能力というものであり、劇中で人間の
タケルが撃破できたのは、核の存在を自身の目で
目撃してところが大きいだろう。
そうでなければ、恐らくゴルゴスを撃破することは
更に困難を極めたであろうことは、想像に難くない。
本編に登場する子どもたちなのだが、
果たしてどうやって自前のロケットや
噴射に必要な設備をこしらえたのかは、
劇中では一切の説明がなく、
最初の打ち上げの時点で、子どもだけでは
どう考えても用意できないほどの規模を誇っており、
終盤に打ち上げられたロケットに関しては、
宇宙開発局が打ち上げていそうなレベルの代物を
子どもたちだけで打ち上げるという、
あり得なさすぎる展開になっているため、
怪獣であるゴルゴスよりも、こっちの方に
目がいってしまいがちであった。
まぁ、昔の作品なので、細かい部分にツッコんだら
負けということのなのだろう…
それにしても最後に噴射されたロケットが
富士山の頂上付近に直撃して爆破したような
描写となっているが、そっちの方がよっぽど
今回のゴルゴスの活動よりも恐ろしい結果に
なり兼ねないと感じるのは、
果たして私だけであろうか……?
皆様は今回の話しを通じて「ウルトラQ」に
興味をお持ちになりましたか?
もし興味をお持ちになった方や、
気になる点がございましたら、
コメント欄に記載していただけますと、
対応させていただきますので、
お書きいただけますと大変嬉しく思います。
余談
・劇中で最初に言及された『河口湖』、『本栖湖』は
富士五湖と呼ばれる5つある湖の1つであり、
残りは『山中湖』、『西湖』、『精進湖』がある。
・実際に富士山が噴火するようなことが起きれば、
首都圏への火山灰による影響をマトモに受けて、
インフラが一切機能しなくなるため、
先に発生した『東日本大震災』とは異なる
国難級の被害を生ずると考えられている。
関係リンク先
〇今回紹介した怪獣については、以下のリンクから
岩石怪獣 ゴルゴス – キャラクター – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/character/ultraq_gorgos/
〇ウルトラQ(作品)については、以下のリンクから
ウルトラQ(キュー) – 映像作品 – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/videoworks/ultra_q/#overview
〇ウルトラQシリーズに関するグッズについては、以下のリンクから
作品絞り込み – グッズ種別 – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/goods/category/works_search/?works_master=ultra_q&works_paged=1
次回の記事について
今回は第7話に登場した「岩石怪獣 ゴルゴス」の
記事を投稿いたしました。
次回は第8話に登場した、
「モグラ怪獣 モングラー」の記事について
投稿して参ります。
今回の記事で興味を持っていただいた方は、
ぜひリンク先から怪獣の姿をご確認くださいませ。
今回の記事は以上となります。
また次の記事でお会いしましょう。

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