概要
〇登場回:第8話 甘い蜜の恐怖
ウルトラQに登場した、巨大なモグラの姿をした怪獣。
見た目はモグラがそのまま怪獣のように
巨大化した存在のため、怪獣というよりも
巨大モグラの方がしっくりくる感じである。
物語はナレーションから『不気味な雷鳴とともに
一人の男がアンバランスゾーンに落ちた』という
触れ込みで始まることになる。
舞台は山中。懐かしい蒸気機関車の上を
万城目が指導する形で、一平がヘリを
操作していると、突如機関車の先の地面が
隆起し出して、機関車は事故を起こしてしまう。
この地面が隆起した原因が今回の事件と絡むこととなる。
今回のメインキャラであるキムラ氏は
『ハニーゼリオン』と呼ばれるローヤルゼリーの
数百倍にも及ぶ程のエネルギーと栄養価を秘めている
という代物の研究者であり、その話しを聞いた
万城目や一の谷博士たちは、彼の研究所を訪れると
ハニーゼリオンを摂取して、巨大化した女王蜂の
標本を見ることになる。
そんな話をしていると、外で何やら騒ぎが起こっており、
出てみると巨大なモグラがその姿を見せることになる。
この巨大モグラがモングラーであり、この怪獣が暴れた
ことで土地が荒らされることとなってしまい、
地元の農家の方々から、強く非難されてしまう。
一方、一の谷博士はモグラの巣は出現した場所の
半径1キロメートル以内に存在することと、
研究所の所長から、モグラの弱点は光であることが
語られる。
その頃、万城目たちはハニーゼリオンが盗まれた
現場を確認していると、不可解なことに気づく。
現場はコンクリートの床で出来ており、
モグラが外からガラスを割って侵入した場合、
割られたガラスは内側に落ちるはずであると
推察したところで、序盤で嵐の晩に『イタミ』と呼ばれる
同じ研究所に勤めている男性研究員が深夜の宿直の
担当であることと、彼がハニーゼリオンの保管された
場所に侵入していくのを目撃した農家の男性の
証言により、イタミに対する疑いの線が濃厚となるが……
能力
ハニーゼリオンを摂取したことで巨大化を果たした
モグラであり、地中を進んで移動する。
発達した巨大なツメで地中を掘り進むことを
得意としており、このあたりの習性はモグラの
習性がそのまま残っているのだが、本来地上に
滅多に姿を出さないはずのモグラのはずが、
後述する通り、白昼堂々と姿を現しており、
太陽光線がニガテだと言及されつつも、
作戦内で太陽光線を用いた攻撃は行われなかったため、
結局どれだけニガテとしているのかは不明なままである。
劇中での活躍
地上に姿を現したことで、地元の人間や万城目たちを
はじめとする多くの人間から、モングラーの存在が
明らかとなる。
この件を受けてイタミはキムラを糾弾するが、
そこに万城目たちが現れ、温室にモグラが
侵入したのはイタミの仕業だと問い詰めるも
彼ははぐらかすが、目撃者である農家の男性に
見られていたと知るや、誤魔化すことはできないと
判断してその場から逃げ出した。
イタミが向かった先は洞窟であり、そこで何故あんな
真似をしたのかをキムラが問い詰めると、
同じ研究者であり、なおかつテーマまで同じキムラに
先を越されるのが許せなかったと告げるとともに、
自分がやったことは自分で責任を取ると言い、
崩れていく洞窟の奥へイタミが向かう中、
ほかの面々は洞窟を脱出することになる。
イタミは玉砕覚悟でダイナマイトを持って
モングラーに突撃し、虫の息ともいえる状態で
なんとか洞窟から這い出てくるも、
キムラにもう一つの真実として、
彼の婚約者であるアイコのことを愛しており、
彼女を幸せにするように告げ、事切れてしまう。
一方、ダイナマイトの爆破をもってしても
死に至らなかったモングラーの撃退を
どうすればできるのかと面々は悩んでいた。
現場ではモングラーに対して、戦車砲による攻撃を
行うものの、それだけでは死亡しないほどの
強靭さを見せつける。しかし、モングラーがいた場所は
火山の地層の真上にいたため、ダメ押しで発射された
ロケットからの攻撃を避けるために、更に地中深く
潜ったことで、火山地層と衝突してしまい、
地中の奥深くでそのまま死亡することとなり、
なんとか事件は幕を下ろすのであった。。
最後は今回の騒動の原因には、一人の人間の
小さな心の歪みがもたらしものであり、
このようなアンバランスゾーンは視聴者の中にも
存在するという幕引きで、お終いとなる。
感想
モグラの突然変異から始まり、その原因が一人の
人間の嫉妬から始まったというお話し。
人間の心の闇を描いた作品であり、ありきたりだが
分かりやすい話しであるため、とっつきやすいのが
今回の話しの魅力でもある。
モングラー自体はハニーゼリオンを口にしたことで
巨大化とともに生命力も向上しているのか、
のちのシリーズのように戦車砲の攻撃そのもので
死亡することは無かったものの、習性と潜った位置が
悪かったため、たまたま撃破に成功することができた。
最後に語り掛けてくるナレーションの小さな心歪みとは、
現代でも充分通ずるものがあり、嫉妬などの心の闇は、
昭和ウルトラマンの終盤作品である『ウルトラマン80』で
『マイナスエネルギー』という形で扱われるため、
そういった意味でも、時代を先読みした作品であり、
現代だからこそ見るべき価値がある
話しなのではないか私自身は感じた。
皆様は今回の話しを通じて「ウルトラQ」に
興味をお持ちになりましたか?
もし興味をお持ちになった方や、
気になる点がございましたら、
コメント欄に記載していただけますと、
対応させていただきますので、
お書きいただけますと大変嬉しく思います。
余談
・キムラ氏を演じたのは、次回作『ウルトラマン』で
ハヤタ・シンを演じることとなる、
黒部進 氏が抜擢されている。
ちなみに今更だが由利子を演じる桜井浩子女史も
ウルトラマンでフジ隊員を演じている。
・モグラが巨大化した存在であるため、太陽光線などの
強烈な光が苦手となっているが、白昼堂々と
出現しているうえに、劇中では光を使った
作戦は実施されなかったため、設定のみが
残っているような扱いになっている。。
・ローヤルゼリーとハチミツの違いは、
ハチミツが主に糖質であるのに対して、
ローヤルゼリーは女王蜂を育てるために必要な
ミネラルなどの栄養素を豊富に蓄えており、
作中で登場したハニーゼリオンはローヤルゼリーの
数百倍となっていることから、単なるモグラであった
モングラーが巨大化したのも頷ける存在となっている。
関係リンク先
〇今回紹介した怪獣については、以下のリンクから
モグラ怪獣 モングラー – キャラクター – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/character/ultraq_mongular/
〇ウルトラQ(作品)については、以下のリンクから
ウルトラQ(キュー) – 映像作品 – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/videoworks/ultra_q/#overview
〇ウルトラQシリーズに関するグッズについては、以下のリンクから
作品絞り込み – グッズ種別 – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/goods/category/works_search/?works_master=ultra_q&works_paged=1
次回の記事について
今回は第8話に登場した「モグラ怪獣 モングラー」の
記事を投稿いたしました。
次回は第9話に登場した、
「大グモ タランチュラ」の記事について
投稿して参ります。
今回の記事で興味を持っていただいた方は、
ぜひリンク先から怪獣の姿をご確認くださいませ。
今回の記事は以上となります。
また次の記事でお会いしましょう。

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