概要
〇登場回:第6話 育てよ! カメ
ウルトラQに登場した、小学校5年生のタロウ少年の
育てたカメが彼の与えた特性のエサで成長し、
人間と同じくらいの大きさに成長した存在。
見た目はシンプルであり、カメがそのまま大きくなり
タロウ少年が命じれば、彼を乗せて動くなど
大人しい存在として描かれている。。
舞台は小学校であり、教師が手にしている教科書を
見る限りでは、5年生向けの算数を板書している
シーンから始まるのだが、本作のメイン人物である
タロウ少年は授業そっちのけでカメの成長記録と
特性のエサづくりに夢中になっているところから
物語が始まる。
もちろん教師にバレてしまい、罰として外で
立っているように言われ、カメも没収されることに。
ちなみに現代では廊下に立たせたりトイレに
行かせないのは明確な体罰としてされているが、
この時代には今のような価値観はないため、
現役の小学生が見たらドン引きするようなことが
普通にあったりする時代である。
最もこれからの展開の方がカオス過ぎて、
視聴者はそちらにドン引きすることになるのだが…
タロウ少年がカメの成長にこだわるのは、
昔話に登場する『浦島太郎』のように、
カメに乗って『竜宮城』へ行ってみたいという
願望があったためであった。
ようやく放課後となり、タロウ少年が校舎から
外を眺めていると、白昼堂々ギャングがマシンガンを
ブッ放しているところを目撃。その途中にタロウ少年の
驚いた表情がカットで挿入されるため、今回のお話しは
ギャグ方面に完全に振り切っているのが分かる。
ギャングの2人組はその場をやり過ごすため、
近くにあったタロウ少年の通う学校の校舎に
潜伏してやり過ごすが、タロウ少年が連れている
カメが理科室思われる部屋へ入っていき、
そこでカメを回収しようとしたところで、
ギャングと鉢合わせてしまい、どさくさに紛れて
タロウ少年のカメも連れていかれてしまい、
相手のギャングを『おじさん』呼びしたうえで、
拳銃を持っているにも関わらず、果敢に追いかける。
この時に流れているBGMが和やかなせいで、
緊迫感よりもドリフターズのようなコントにしか
見えないのだが、逆にそれがいい。
そんな折、タロウ少年の両親がまだ息子が帰っていないと
学校に訪れて心底心配しているのだが、そんなことなど
どこ吹く風。タロウ少年はギャングに食い下がり
緊張感の欠片もないほのぼのとしたやり取りが
本作の魅力でもあり、タロウ少年はギャングが持っていた
マシンガンを試しに撃ってみてもいい?と問いかけるなど
前回登場したぺギラの話しとは全く真逆のギャグ全開の
展開がてんこ盛りとなっている。
結果的にタロウ少年とギャングの2人は地下に潜って、
そのタイミングでタロウ少年の育てていたカメが
急激に成長したことでタロウ少年は大喜び。
逆にギャングの2人は慌てふためいてしまい、
逃げていたはずの警察に助けを求めるという
なんともおマヌケなシーンが描かれている。
ちなみにカメが大きくなるまで、タロウ少年は
夢を見ており、竜宮城に行ったら乙姫様と協定を結び、
社長になり、仕える召使いは5万人、100万円で
ガンマンから免許皆伝を与えてもらい、社長権限で
1兆6万円でピストル800丁とバズーカ砲を
調達するなど、『いったい何と戦っているんだ…』
というカオスな夢を見ていた。
夢から覚めると、タロウ少年は大きくなった
カメのサイズを確認し、自身が目指していた99cmに
成長を遂げていたことから、カメに乗って竜宮城へ
向かうことになるのだが…
能力
前作までに登場した怪獣とは異なり、カメが大きく
なった存在であるため、劇中で人に危害を加えた
シーンは1つとしてなかった。
竜宮城に行くまでの過程の中で、物体を透過できる
能力を有しているのか、壁の中に消えたかと思えば、
別の壁から出現するなど、不思議な能力を持っており、
同時に空を飛ぶ能力も持っている。
最も面白いのは、何故かカメが成長しただけなのだが、
マッハメーターが実装されており、空中をマッハ3で
飛行するほどの能力を会得している。
劇中での活躍
大きくなったことで、タロウ少年の命じる通り、
ともに海の中にある竜宮城へ向かうことになる。
最初は地下にいたが、ガメロンに乗った状態であれば
物体も同じように透過できるらしく、タロウ少年も
問題なく壁を透過できていたので、乗せている人物にも
能力が付与される模様。
ガメロンの案内によって、竜宮城へ辿り着いた
タロウ少年であったが、自身が期待したような
豪華絢爛なお城はどこにもなく悪態をついてしまう。
そんな中、タロウ少年と同年代の少女がブランコに
乗って遊んでいるのを目撃して話しかけると、
ここが『竜宮』だと言われてしまい疑うが、
目の前の少女は自身が『乙姫』だと告げる。
ガメロンの活躍とは別になるが、このあとの
2人のやり取りが面白おかしく、
現代の放送倫理では放映できないものではあるが、
子役の方の演技も相まって可愛らしく面白い、
なんとも奇妙でおかしいやり取りがある。
ちなみに放送倫理に引っかかってしまう部分とは、
タロウ少年が何故か持っている小型の原爆を
目の前で使ってみるというシーンであり、
一瞬で灰になるなどのセリフも含まれるため、
とても放映が難しいという内容であり、
決していかがわしい内容ではない点に要注意。
※子どもにはしたないマネをさせる訳もない。
紆余曲折を経て、いつの間にか何故かロケットに
乗って逃げる乙姫を、ガメロンに乗ったタロウ少年が
追いかける構図となっており、乙姫の方はいつの間にか
ロケットから『怪竜』という竜に乗り換えており、
竜が口から放った怪光線によって、
ガメロンとは離れ離れになってしまう。
ちなみにこの時の乙姫の声はまるで宇宙人のような
不気味な声になっている。
乙姫がもう嘘はつかないかという問いに対して、
タロウ少年はもう嘘はつかないと言ったところで
乙姫から玉手箱をもらうことに。そのまま乙姫とは
別れることとなってしまい、タロウ少年が目を覚ますと
いつの間にか学校の職員室にいた。
タロウ少年は正直に自身が竜宮城へ行ったことを
両親たちに告げるも当然信じてもらえる訳もなく、
ならばと言わんばかりにその証拠に手にしていた
玉手箱を開けてみたが、案の定少年の姿のまま
歳をとってしまい、周りの大人に話すも、
結局は信じてもらえず終いとなった。
翌日以降、タロウ少年は意気消沈としているが、
職員室での一部始終を見ていたほかの子どもたちは
タロウ少年の発言に興味を持ったらしく、
教科書を縦にした状態で、クラスのほとんどの
子どもたちが授業そっちのけでカメを育てるという
これまたカオスな状況で、物語は幕を閉じることになる。
ちなみにガメロンは劇中で確かに存在していたはずの
存在として描かれているが、竜宮城で乙姫の乗り換えた
怪竜に撃墜されたあと、どうなったのかは劇中内では
不明のままとなっている。
感想
前回の話しとは打って変わって、子どもの目線から見た
遊び心のある面白い話しであった。
タロウ少年の竜宮城に行ってからの目的や
ギャングの2人とのやりとりなど、
これまでの話しには無かった斬新な
ギャグに全振りした話しとなっており、
思わず腹を抱えて笑ってしまった。
ガメロンは厳密には怪獣ではなく、
単なる大ガメと言った方が適切なようにも感じるが、
最も不気味な存在なのは、『乙姫』と名乗った
少女の方である。タロウ少年が助けを求めている
シーンでは怪しげで不気味な声に変化したり、
最終的に玉手箱を手渡すなど、終始目的が分からない
存在として描かれているため、むしろ乙姫の方が
怪獣という宇宙人のように思えてしまう、
なんとも不思議なお話しであった。
皆様は今回の話しを通じて「ウルトラQ」に
興味をお持ちになりましたか?
もし興味をお持ちになった方や、
気になる点がございましたら、
コメント欄に記載していただけますと、
対応させていただきますので、
お書きいただけますと大変嬉しく思います。
余談
・劇中でタロウ少年が原爆だと言って足元に叩きつけて
その威力を乙姫に見せているが、実際はタロウ少年が
真っ黒の炭だらけになっているだけであり、
その状態でも驚いたか?と乙姫に虚勢を張るなど
なかなかに図太い性格として描かれている。
・先述したように、原子爆弾発言と、一瞬で灰になる
というセリフは現代ではご法度であるため、
本編を観たい場合は、円谷作品が見放題の
サブスクリプションに加入するか、
ウルトラQを収録した商品を購入するかでしか、
恐らく視聴するのが難しいので、気になる場合は、
色んなサイトで調べてみるといいだろう
・ちなみに、今回怪獣として扱われているのは
ガメロンだけであり、『乙姫』と名乗った少女は
終始正体不明なままであったため、
こちらの方がなんとも不気味な存在である。
先にも書いたことだが、そのぐらいこの乙姫の
インパクトは劇中でも際立っている。
関係リンク先
〇今回紹介した怪獣については、以下のリンクから
大ガメ ガメロン – キャラクター – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/character/ultraq_gameron/
〇ウルトラQ(作品)については、以下のリンクから
ウルトラQ(キュー) – 映像作品 – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/videoworks/ultra_q/#overview
〇ウルトラQシリーズに関するグッズについては、以下のリンクから
作品絞り込み – グッズ種別 – ウルトラマン・円谷プロ公式https://m-78.jp/goods/category/works_search/?works_master=ultra_q&works_paged=1
次回の記事について
今回は第6話に登場した「大ガメ ガメロン」の
記事を投稿いたしました。
次回は同じく第6話に登場した、
「怪竜」の記事について
投稿して参ります。
今回の記事で興味を持っていただいた方は、
ぜひリンク先から怪獣の姿をご確認くださいませ。
今回の記事は以上となります。
また次の記事でお会いしましょう。

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